auの新プランが絶好調!他の携帯電話会社は追従しないのか!?

auの新プランが絶好調!他の携帯電話会社は追従しないのか!?

2017年7月にauから毎月の料金がお得になる、ピタットプランとフラットプランが登場しました。

ピタットプランは、あまりデータ通信をしない人向けに提供されたプランで、使ったデータ量に合わせた料金設定がされているのが特徴となっています。もう一つのフラットプランは、毎月データ通信量が20GBまたは30GBを選べるようになっていて、定められた制限までは一定の金額で利用できるというものです。

どちらのプランも、通話プランやデータ通信を利用する際のインターネット接続料金などは、基本料金に含まれています。

この2つのプランが非常に好調で契約件数が45万件に達したと、KDDI代表取締役社長の田中孝司氏が8月1日に行われた第1四半期の業績説明会の席において公表しました。

それだけ順調なら他社も追いかけるはず

これほどまでに好調なプランなら、docomoやソフトバンクなどが追従してくるはずではないでしょうか。すでにdocomoからはdocomo withプランという対抗馬となるプランが存在します。ソフトバンクとしては、新たに割引サービスを開始したといった話は出ていません。

では、どうしてauのようなプランを打ち出してこないのでしょうか。

家電量販店でソフトバンクスタッフに話を聞いてみると、auの2つのプランは複雑すぎてわかりにくいという声が挙がっていると話してくれました。だとしても、何かしらの対抗策はかんがえていないでしょうか。

複雑になっている部分は、全ユーザがお得にならない点や通信量によって金額が変わるなど、メリットがデメリットになっているケースが考えられます。そして何よりすべてのユーザがお得になるプランではないという点です。

特に注意が必要なのは、新規にiPhoneを購入される方には適用されないプランとなっています。

2017年7月以前にiPhoneを利用されている方については、プラン変更でピタットプランかフラットプランを契約することができます。
しかし、ここでもっとも重要な注意事項があります。それは本体代金の割引「毎月割」がなくなってしまうことです。

毎月割はiPhone7の128GBの場合、3,780円が分割で購入した際の実際の支払い金額なのですが、2,445円の割引が適用されるため本体の負担額は実質1,335円となります。この割引がピタットプランもしくはフラットプランに加入すると、なくなってしまうのです。そうなると本体代金の負担は3,780円となり、プラン変更をしても決してお得になりません。

この2つのプランの恩恵を受けるのは、あくまでも新規契約と機種はAndroidスマートフォンを選択した時です。

Androidスマートフォンなら、毎月390円のアップグレードEXというオプションに加入すると機種を48回の割賦で購入する形になります。そのうち24回までの支払いが終わっている場合、この時点で機種変更をすると25回目からの支払いは免除され、新しく機種変更後の機種代金の支払いがスタートします。

ここも注意が必要で、今まで使っていたスマートフォンは返却することが条件となっています。言い方を変えれば割賦で購入したのではなく、毎月数千円でスマートフォンをレンタルしていたといったほうがわかりやすいでしょう。

さらに料金プランの金額も、1年間だけのキャンペーンなどで割引されるため安く利用できるのですが、13ヶ月目からはキャンペーンによって割り引かれていた金額1,000円程度がなくなり加算されます。

導入当初の金額に惑わされてしまうとあとから痛い目を見るという仕様に、他の携帯電話会社は追従する気になれないのでしょう。

あとから問題になる可能性を秘めているプラントもいえそうですね。

どうしても安く利用したいなら格安SIMを利用しよう

他社がauの料金プランを追従しない理由として、格安SIMの存在があるのではないでしょうか。特にdocomoは格安SIMを提供している業者の多くが利用している回線であるため、売上はそれなりのはずです。ソフトバンクはサブブランドとしてY!mobileを展開しています。そのため、安いプランでスマートフォンを利用したい場合は、Y!mobileと契約すればいいわけです。

どちらも無理に同じようなプランを提供する必要はないと、考えているのではないでしょう。

そう考えるとauもサブブランドとして、UQ mobileを抱えているわけですが競合するようなプランを打ち出してしまっては、身内同士で叩き合いになってしまうのではないでしょうか。実際にKDDIの田中氏は、第1四半期の業績発表会の場で、auの契約者数減少の原因はMVNOへの転出だと述べています。

すでに身内同士の戦いは始まっていたのでした。

まとめ

この2つのプランの目的は、auユーザに利用料金を安く提供することで他社への転出を防ぐためのプランだともいわれています。

だとすればソフトバンクやdocomoも転出を防ぎたいと思うのは同じだと思われますが、うまく住み分けができているのかソフトバンクは根強いiPhoneユーザがいるしAndroidスマートフォンを使いたいユーザはY!mobileで安く利用できるようにしています。また、SIMフリースマートフォン向けにはSIMカードだけの契約サービスを提供しているので、競合するようなことはないのかしれません。

いっけん月額料金が安くなるという宣伝には、一度確認が必要かもしれません。auに問い合わせをしたり量販店や携帯電話ショップでそのプランの詳細の確認をしてから、判断するようにしましょう。この時できれば、他社の店員に聞くのも良いでしょう。悪い点や批評などが聞こえてくるかもしれません。